今日のマスコミは、長嶋茂雄氏の追悼一色である。
私は巨人ファンでも長嶋茂雄ファンでもないが、その“名言”のエピソードに触れていると、我々が目指す“何にも考えてない境地”に近いものが観えて来る。
「失敗は成功のマザー。」
「“I live in Tokyo.”を過去形にすると“I live in Edo.”になる。」
「『好きな番号は何ですか?』と訊かれて『ラッキーセブンの3!』と即答。」
「巨人の監督復帰の記者会見で『僕は12年間漏電していたんですよ。』と発言。」(←「充電だろっ!」)
「アメリカに初めて行ったとき、マクドナルドを見て『アメリカにも進出しているんだなぁ。』」
「アメリカにて『こっちの子は英語がうまいなぁ。』『こっちは外車ばかりだねぇ。さすがアメリカだ。』」
「アメリカ人に『英語でベースボールは何て訳すの?』と訊いていた。」
「魚偏にブルーで鯖。」
「ファンから『長嶋さんと同じ誕生日なんです。』と言われ、「へぇ~、で、あなたの誕生日はいつ?」と訊いていた。」
「他人の100円玉を持ち帰り、後日『ごめん。オレの100円玉に似てたから。』と謝った。」
「肉離れは英語で、ミート・グッドバイ。」
「流れている音楽に耳を傾け、『『君が代』は良いですねぇ。僕も日本人だなぁ。』と言っていたが、実は『蛍の光』だった。」(←『蛍の光』はスコットランド民謡)
長嶋茂雄は何も考えてないように見えて、陰では緻密に計算し、考え抜いていた、と言う識者がいるが、私はそうは思わない。あくまでも何も考えてないのだが、たまにほんのちょっと考えると、それがものすごく考えているように見えただけだと思う。
故人を追悼しつつ、我々も上記のようなエピソードを残せるようになると良いなぁ、と願う。
もし既にそのようなエピソードをお持ちの方がいらしたら、面談のときにでもそっと教えて下さい。