八雲総合研究所は、医療・福祉系国家資格者を対象とした人間的成長のための精神療法の専門機関です
〜 6つの国家資格者を対象として人間的成長のための精神療法を行っています 〜
医療・福祉専門職者はまず
自分自身の問題を解決し
人間として成長しなければなりません
八雲総合研究所では、6つの国家資格者、精神科医(心療内科医は除く)、臨床心理士(公認心理師であっても臨床心理士でないものは除く*)、正看護師、作業療法士、社会福祉士、精神保健福祉士の方々を対象とした、人間的成長のための精神療法を行っています(現在、医療・福祉・保健・教育・保育・産業分野の現場で働いている方を対象としています)。
*ここだけは民間資格の臨床心理士を対象とし、国家資格の公認心理師は対象外となります。
【最初に伝えたいこと】
「松田先生のところ(八雲総合研究所)って、何をするところなんですか?」とよく訊かれる。
いつも答えるのが難しい。
そもそもは、私がかつて恩師からしていただいた「教育分析」を、医療・福祉の専門職の人たちにも受けていただきたい、と思ったことから始まった。
しかしすぐに問題が生じた。
ひとつは、「教育分析」という言葉を使うと、精神分析の他派の方々が受けた「訓練分析」と一緒にされかねないと思ったからだ。
いわゆる「訓練分析」のほとんどは、専門的知識と技術の「訓練」であって、自分自身の内面を見つめるということの内容が異質で浅く、最も重要な、人間としての成長を図る、人格的な成長を目指す、という意図が感じられないものであった。
そしてまた、「教育分析」を受けたという「ブランド」を身につけるために申し込んで来る人も意外と多いということであった。
申し訳ないが、それにはつきあっていられない。
では、「教育分析」の代わりに何と言おうか。
そこで考えに考えて、結局、「人間的成長のための精神療法」という表現になった。
これが一番近いのだが、それでも「療法」というと「治療」と誤解される面があり、そのためにわざわざ人間的「成長」という言葉にしたのである。
「治療」の必要はなくても、解決すべき「成長」課題は万人が無数に持っている。
そしてそこに却って、人間としての無限の成長の可能性が秘められているのである。
【メッセージ】
「自分で自分の内面をきちんと見つめる」ということは医療・福祉系専門職にとって不可欠な姿勢である。
医療・福祉系専門職にとって、知識・技術の習得は当然必要だが、われわれの仕事は、それらによってのみできる機械的援助ではない。
人間が行うことである以上、その人の持つ人間性が患者、利用者や、職務の遂行に大きな影響を与えることは不可避である。
その中でも、医療・福祉系専門職の抱える未解決の心の問題が、職場において起こる問題の(表面的理由と異なる)真の原因になっていることが少なくない。
しかし、その問題解決に向けての取り組みはほとんど行われていないのが実情である。
通常の研修やグループスーパーヴィジョンなどでは、個人の内面を深く系統的に扱うことはできない。
そして問題を抱えている人たちほど、逃げる、誤魔化す、抵抗する、自分たちに問題はない、自分たちはわかっている、と思おうとする。
だからこそ、医療・福祉系専門職には、個人的に「自分の内面をきちんと見つめる」場の確保が必要であると私は固く信じている。
そしてもしそういう場が確保できたならば、
現場で患者さんや利用者さんと関わりながら、また、私生活を送りながら、自分自身の未解決の問題や成長課題に気づき、解決・成長していくことが可能となり、
それは最終的に、医療・福祉系専門職者の個人としての幸せと、職務の質の本質的な向上につながるものと信ずる。
【注1】 当研究所は精神科医によって運営されてはおりますが、医療機関ではありませんので、精神障害の方の治療をお引き受けすることはできません。
→ 必ず「人間的成長のための精神療法のお申し込みを検討されている方へ」 「よくあるご質問」「面談時間の長さ・面談頻度/料金/キャンセル・面談所間の変更」をご参照下さい。
【注2】人間的成長のための精神療法を受けた後(あるいは、受けながら)、「カウンセリング的援助のトレーニング」や、精神科医、臨床心理士を対象とした「本格的な『精神療法』のトレーニング」も行っています。ご関心のある方は、主宰者までお申し出下さい。但し、自分自身の問題と向き合わずして他者へのカウンセリング的援助や精神療法を行うことはできない、というのが主宰者の基本姿勢ですので、その点はご了承下さい。
「ホンモノの対人援助職者になるには修業が要るのだよ」「ホンモノの対人援助職者になるには修業が要るのだよⅡ」「精神科医の精神療法のトレーニング」「臨床心理士の心理療法のトレーニング」もご参照下さい。
【附記】 尚、第三者に対して、当研究所で受けている「人間的成長のための精神療法」を説明する際は、「専門職上の個人スーパーヴィジョンを受けている」と言っている方が多いようです。それで差し支えないと思いますが、正確に伝えたい場合には上記を丁寧に説明されるか、このホームページを見ていただくのが良いと思います。
玄関を入ってのエントランススペースです。
正面の引き戸を開けて面談室となります。
クライアント用の椅子です。カウチやらゴージャスなソファやらを経て、ここに行き着きました。
どうぞお座り下さい。
セラピスト用の椅子です。これもまたさまざまなソファを経てシンプルに行き着きました。
では、面談を始めましょう。
[2023(令和5)年5月16日改訂]
◇原則として、月曜、火曜、金曜、土曜および日曜が開業日です(時に変則開業日あり)。
日曜および祝日も開業しています(講義、講演、ワークショップ等の業務が入っている場合は休業です)。
◇開業時間は、午前10時〜午後6時10分です(時に変則あり)。
詳しくは「今月・来月の開業日のお知らせ」をご参照下さい。
☆新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う研究所での面談、八雲勉強会の開催等に関する最新の情報は、所感日誌『塀の上の猫』にて更新して行きますので、どうぞご参照下さい。
◆2024(令和6)年2月27日(火)
「今月・来月の開業日のお知らせ」に、2024(令和6)年4月の開業日をアップしました。
◆2024(令和6)年2月11日(日)
「企画部門からのお知らせ」に、2024(令和6)年3月10日(日)開催の「第54回 八雲勉強会 by Zoom」の案内をアップしました。
◆2024(令和6)年1月29日(月)
「今月・来月の開業日のお知らせ」に、2024(令和6)年3月の開業日をアップしました。
◆2023(令和5)年5月14日(日)
「企画部門からのお知らせ」に「令和5年度 八雲勉強会 案内」をアップしました。
◆2013(平成25)年8月14日(水)
「写真と詩(うた) 『風信帖』」をスタートしました。
◆2012(平成24)年10月2日(火)
当ホームページにおける所感日誌『塀の上の猫』をスタートしました。