2021(令和3)年4月19日(月)『来るべき人』
当研究所において行われる「人間的成長のための精神療法」の「対象」については当ホームページに書いてある通りだが、現実に当研究所に「来るべき人」については、その経験年数によって大きく以下の二つに分かれる。
(1)ひとつは、新卒の人、入職してまだ年数の浅い人。
「鉄は熱いうちに打て」で、自分自身に対して、精神医療福祉というものに対して、素朴かもしれないが重要な問題、課題、テーマを感じている初期のうちに、本当の自分というものを、ホンモノの人間観、世界観、成長観、治療観を明確にして行く必要がある。
それらをちゃんと掴めているか否かは、その人の人間としての、あるいは、対人援助職としての一生を左右する。
泥に染まる前に自分自身と方向性を掴んでおくことができれば、迷わないで進んで行ける。
そんな人はできるだけ早いうちに話しにいらっしゃい。
(2)そしてもうひとつが、対人援助職としての経験年数はあるが、ずっと自分自身について、あるいは、精神医療福祉というものについて、根本的な疑問や違和感を抱き続けて来た人。
こういう人にも大いに可能性がある。
泥に浸かっていても染まらなかった人である。
この機会に改めて、本来の自分というものを、ホンモノの人間観、世界観、成長観、治療観について見直してみよう。
話してみて
「やっぱりそうですよね。」
「自分の方がおかしいのかと思ってました。」
という人は多い。
そういう人は、これ以上まわりに騙されないため、振り回されないために、自分が自分であることの幹を太くして行かなければならない。
そんな人はどうぞ早めに話しにいらっしゃい。
職業人生も一生もそんなに長くないから早い方が良いと思いますよ。
そして(1)(2)どちらも私のミッションである。
今生で出逢うべき人を待っている。