年初にふと思いついて統計を取ってみた。
どういう「縁」で皆さんが八雲総合研究所に面談に来られるようになったか、についてである。

多い順に列挙すると

第1位 同じ職場で働いたことがある。      3割強
第2位 ホームページを見て直接申し込んだ。   2割強
第3位 どこかで教え子であった。        2割弱
同率第3位 私の講演やワークショップで出逢った 2割弱
第5位 紹介                  1割弱
第6位 その他

以上より、計約7割弱の人たちが、どこか(職場/学校/講演・ワークシップ)で私と出逢って(直接私を見て)から面談を申し込まれていることになる。
それはそうだろうと思う。
その方が私の人となりを見てから申し込めるので安心であろう。
実に有り難い話である。
ちなみに、これら職場、学校、講演・ワークショップで、私の研究所に来い、と“営業”したことは一度もない。
職場や学校で無料で相談に乗ったことはいくらでもあるが、その関係性を“利用”することは恥ずかしいことだと思っている。
だからこそ私を見て自発的に面談を申し込んで下さるのは有り難いことなのだ。
しかし現在は、学校で教えたり、講演やワークショップを開催することも止めているので、これからは少なくなって行くかもしれない。
これからどうするか思案中である。
大卒者や大学院生、現職者対象なら教えるかなぁ。

しかし意外だったのが、第2位の「ホームページを見て直接申し込んだ」という方が多かったことである。
2割を超えているとは思わなかった。
たまたま八雲総合研究所のホームページ(というよりこの『塀の上の猫』か?)を見て、私に実際に逢うことなく申し込まれるのであるから、細くも強い「縁」と言うか、不思議な「縁」である。
自分で気持ちを決めてから申し込まれる分、「情けなさの自覚」や「成長への意欲」をしっかり持っている方が多い反面、たまに全然条件無視、見当はずれで申し込んで来られる方もいる。
前者は大歓迎だが、後者は即お断りしている。

そして以前にも触れたが、思ったより少ないのが「紹介」経由である。
知っている人が面談に行っているということで、比較的気楽に申し込まれるが、最初にお断りするか早いうちに脱落する率が高い。
「あの人が行ってるんなら。」と申し込まれる分だけ、「情けなさの自覚」や「成長への意欲」の検討が甘いことが多いのである。
その中でも本気の方は残る。
結局はそうなる。

そう。
以上の「縁」は、言わば、入り口の「縁」であって、本当の「縁」は入り口とは関係ないのかもしれない。
どの入り口からでも構わない。
短い一生である。
ある程度以上深い話ができる人との出逢いは限られている。

今回の人生で私と出逢うべき人に出逢いたいと心から願っている。

 

 

お問合せはこちら

八雲総合研究所(東京都世田谷区)は
医療・福祉系国家資格者を対象とした人間的成長のための精神療法の専門機関です。