子どもが幼かったとき、歪んだ親は、恫喝や暴力、精神的圧迫や否定、そして経済的縛りによって子どもを支配した。
小さくて弱い子どもは、不安と恐怖から親に従うしかなかった。
しかし、子どももやがて大人になり、身体的にも経済的にも自立した。
気が付くと、親も年を重ね、心身ともに弱って来た。
子どもはこれでようやく親の支配から逃れられると思った。
だが、そうはいかなかった。
今度は親が“可哀想な私”を使って来たのである。
あれほど強く君臨していた親は、今度は心身の不調などさまざまな弱さを訴え
子どもに罪悪感を抱かせることで再び支配しようと迫って来たのである。
これは巧妙だ。
若いときは強さで
年を取れば弱さで
子どもを支配しようとする
硬軟の罠。
どうぞひっかかりませんように
念のため。
付け加えておくと
上記のことは健康な親子関係には当てはまりません。
本当の意味で、大切に思い合い、愛し合う親子ならば(ベタベタの相互依存を除く)
何をしてもしなくても問題ないと思います。