7月14日(土)〜16日(月)の二泊三日、総勢11名で、近藤章久先生の生まれ故郷、瀬戸内海、周防大島での夏合宿を敢行した。
◆1日目◆
最初のワークは、初日朝の東京駅集合から始まった。
小田急線が大雨で遅れ、JR中央線は急な車両点検で来ない。
で、3分前になんとか滑り込みセーフ。
…持ってる。
のぞみで出立。
新岩国駅からはレンタカーに分乗。
合宿期間中、この愉快なスリー・レディース・ドライバーズにお世話になる。
そして雨足が強まる中、大畠大橋を渡り、周防大島への上陸を果たす。
宿に着いた頃には、はるばる来た感あり。
それにしても海の幸満載の宿の料理は旨かった。
持参したクエイヒに、日本酒を注ぎ、みんなで回し呑む。
この合宿は、間違いなく慶事である。
初日最後のワーク。風呂場でムカデを仕留める。
海間近、空気に磯の香る宿で眠る。
◆2日目◆
昨夜の雨が上がった。
朝になったら、なんと晴天である。
…やっぱり持ってる。
朝ご飯をゆっくり食べて、研修会場の橘ウィンドパークへ。
受付のおばちゃんが広島出身。
おじちゃんは安下庄出身。
とっても親切なお二人である。
ここで近藤先生のビデオを観る。
4本持参したうちの2本を鑑賞。
心から笑って感動し、改めてその“風格”を感じた。
つくづくこの人に師事する僥倖(ぎょうこう)を思う。
そして庄南ビーチへ。
瀬戸内海に浸かり、海水を呑み、穏やかな波の風景をしみじみと眺める。
いろいろなことを想い、嗚呼、もう死んでもいい、と思った。
でも、まだ死ぬわけにはいかない。
ここからメンバーは3隊に分かれる。
3隊共通で行ったのは、嵩山(だけさん)と竜崎温泉。
第1部隊は、噂の早瀬を超えて、かの情島(なさけじま)に上陸。
第2部隊は、評判のカフェで旨いカレーを食い、宮本常一記念館を訪問。
私の属する第3部隊は、快念寺、安下庄小学校を回り、安下庄の海の祭りに遭遇し、闇夜に輝く謎の仏舎利塔を探検する。
そして2日目最後のワーク。
夕食時、ムカデが右足を這い上がって来たが取り逃がす。
ムカデめ。
それでも夕食はまた旨い。
◆3日目◆
有志部隊は、午前5時13分の海からの日の出を見るため、早朝から島東部の片添ヶ浜方面へ。
これもまた見ることができたそうな。
…この合宿メンバーは絶対、持ってる。
そして何故か焼きたてメロンパンを購入して帰宿。
朝ご飯をしっかり食べてから、最後の訪問先、日見(ひみ)の大仏へ。
藤原期の阿弥陀仏は良いとして、キティちゃん、ウルトラマン、スヌーピー、キョンシーなどのバッタモン石像群にはエビぞった。
大畠観光センターに寄って、新岩国駅へと向かう。
左党の方々は駅売店で地酒の獺祭(だっさい)、雁木(がんぎ)などを買い込み、ここからは参加メンバーそれぞれの予定で次第に別れ別れとなる。
最後、のぞみで東京駅に着いたときに7名になっていた。(さらに郡山に戻る2名)
それぞれに抱えて来たさまざまな問題があり、近藤先生の縁があったからこそ、私も含めて、ここまで来れた11名である。
今回も故人を偲ぶ観光旅行なんぞではなく、瀬戸内海らしい瀬戸内海という場所を得て、各人が内に湧き上がって来るものをしっかりと感じて、成長に活かす本格的合宿であった。
今回の準備は本当に大変だったけれど、やりたいことは全部やれたなぁ。
ありがとう。
お疲れさまでした。