2013(平成25)年10月29日(火)『プライド』
相手がどんなに汚く、ひねくれたあくどい方法を使ってきたとしても、こちらはあくまで正面突破のまっすぐなやり方で返した方が良いと私は思っている。
間違っても寛大な心をもって相手を許せ、などとは言わない(無理な偽善は私の最も嫌うところである)。
そして、あなたも同じくらい汚い方法でやり返せとも言わない。
何故なら、そのやり方は、相手にダメージを与えるのと同じくらい自分自身にダメージを与えてしまうからである。汚い方法は自分を穢(けが)す。
汚い方法を思い巡らすだけでもあなたの魂が汚(よご)れる。
だから、相手がどんなひどい球を投げて来たにせよ、あなたは相手の胸元に向かって直球ど真ん中の球を投げ返そう。
そうすれば、あなたは汚れない。
いや、さらに純度を増していくだろう。
自己の存在のプライドにかけて、汚い相手と同じレベルには堕(お)ちないこと。
こういうのを本当のプライドというのである。