2016(平成28)年10月3日(月)『○年の嘘』
クライアントの方から
「八雲に通うようになって○年になります。」
と言われることがある。
ときどき「ん?」と引っ掛かる。
私自身は八雲に近藤先生が亡くなられるまで10年間通ったが、もちろん毎週のことであった。
一人ひとりに時間的・経済的事情もあると思うので、毎週通いなさいとは言わないが、最低でも月1回以上の頻度で通い続けたのでなければ、「○年通った」とは言えないと私は思う。
実際、「八雲に通うようになって○年になります。」と言う人に、たまにしか来ない人が多いのはどういうことだろうか。
ホームページにも書いたが、面談が1カ月以上間隔が空くと精神的に元に戻ってしまう人が少なくない。
月1回というのも維持するのに最低の頻度なのだ。
個人的には、3週間に1度、いや、できるならば2週間に1度、なんとかなるなら1週間に1度を勧めたいところである。
砂山を登るのをイメージしていただくと良い。
足を止めるとズルズルと下に落ちて行く。
落ちる前に登る。
落ちる以上に登る分だけ、高みに行けるのである。
そしてある程度登り続ければ、地盤の硬い踊り場のような場所に出る。
そこまで来たらひと休み。
そこから下に落ちることはない。
そしてまた次の高みに向かって砂地を登って行く。
面談の継続はそんな感じなのである。
本当の意味で八雲を活用されるのなら、肚を決めて月に1回以上は通いましょう。
諸般の事情から、どうしてもそうできない場合は、少なくとも自分が詰めて通っていないことに自覚を持ちましょう。
成長の道は、自分の生き方を根本的に変える道は、なかなかに簡単ではないのである。