シャペロン(chaperone)とは、ヨーロッパの貴族社会において、令嬢の社交界デビューのお目付け役として、その行動を監視・指南した年上女性のことをを指す。
即ち、実質的に、世間知らずのお守(も)り役のことであるから、
現代では、例えば、いい年をして頼りない男女(男性にも拡大して)に対して、
「お嬢ちゃんのシャペロンはどこだい?」
とか
「シャペロンが必要かい? ぼうや。」
などと、特に小説や舞台で、揶揄(やゆ)的表現として使われることが多い。
今回、何故、この言葉を思い出したかというと、
現代の二十歳を超えた大人たちに、なんとも直面化できない、勝負できない人たちが多過ぎるからである。
まずは、就職しても職場の電話に出られず先輩に出てもらい、
欠勤の電話はママがして、
営業は上司の陰に隠れてやりすごし、
退職も代行会社を使い、
転職・就職もエージェントに丸投げである。
そんな例だけではない。
よろず人間関係において、面倒臭いことはイヤなのよ。
相手の期待に応えることはイヤなのよ。
相手の期待に応えないこともイヤなのよ。
摩擦が起きることはイヤなのよ。
思い通りにならないこともイヤなのよ。
回避する、逃避する、そして誰かに/何かに依存する。
で、である。
で、どーする?と問いたい。
今からでも、自分で直面化できる/勝負できる人間になりたいと願い、ヒーヒー言いながら実践と体験を重ねて行くのか、
それとも、これからもシャペロンに頼り続ける一生を送るのか、である。
金さえ払えば、よろずシャペロンをやってくれる会社も増えているからね。
そして結局は、あなたの人生はあなた次第で決まっていくのである。