「若さは若者に与えるにはもったいない」
(Youth is wasted on the young)
アイルランド出身のイギリスの劇作家ジョージ・バーナード・ショー(George Bernard Shaw)の言葉である。
自分が年を取って来たせいか、こういう言葉が実感を持って感じられるようになって来た。
例えば、若い女性の場合、
その肉体的美しさは、悪い男によって搾取され、
豊富な気力・体力・知力も、大して重要でないことに浪費されて行く。
そんな例を数え切れないくらい見て来た。
もったいないなぁ、と思うけれど、若い頃は、周囲がいくら忠告しても、そのもったいなさに気づくことができず、
その肉体的美しさも、気力・体力・知力も、衰え始めた頃になって初めて、真実に気づき始めるのである(いくつになっても気づかない人もいるが)。
原語の“Youth is wasted on the young”を
「若さは若者に与えるにはもったいない」と意訳せずに、
「若者の若さは浪費されるものだ」と直訳した方が、その“宿命性”がはっきりするかもしれない。
でもね、
まだわからない(言葉が入らない)とわかっていても
年を取らないとわからない、とわかっていても
こうした方がいいんじゃないかな、こうしない方がいいんじゃないかな、
と言わないではいられないこともまた
やむにやまれぬ“宿命”なのである。