「起きて半畳、寝て一畳、天下取っても二合半」

誰の言葉か、秀吉、家康など諸説ある。
歴史的に段々作られて来た、という人もいる。
いかに金や権力を得ても、このちっぽけな人間が得られるのは、こんなものに過ぎない、ということをよく表している。

どんな豪邸を建てても、お城を作っても、あなたが寝て占められるのは一畳きり。
どんな美食を尽くしても、あなたが食べられるのは、お米換算で一日二号半止まり。
アレクサンダー大王も、チンギス・ハーンも、それ以上は無理だった。
(お相撲さんならもっと広く寝てもっと食べられるなんて屁理屈言わないでね)
個人には限界がある、というお話。

でもね、自分以外の人に関わるということ、それがパートナーだったり、子どもだったり、親友だったり、恋人だったり、後輩だったり、クライアントだったり、縁あって出逢った人だったり、そんな関係性の中で、もしその人が本当のその人を生きることに関わることができたならば、その人が人間的に成長して行く場面に立ち会うことができたならば、個人の枠を超えて、世界はどんどんとつながって、広がって行く。

この世界は万人・万物を成長させて行く力に満ちている、と私は思っている。
その力に、その働きに参入することができたならば、その働きにおまかせすることができたならば、このちっぽけな存在が、無限の役割も果たさせていただけるのではないか、と私は感じているのである。

アレクサンダー大王やチンギス・ハーンになるより、そっちの方が良いなぁ、私は。

 

 

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