ある日、面談の申し込みが届く。

「予約フォーム」の「あなたはセラピストの松田と面識がありますか?」の欄を見ると、
「ああ、あのときの教え子の〇〇さん。」
とか
「ああ、そのときのワークショップ/勉強会に参加していた□□さん。」
とか
「ああ、あのときの講演に来ておられたのね。」
と懐かしく思い出すことがしばしばある。

私の中では、それが何年前でも何十年前でも、一度でも教えたことがある相手は永遠に教え子だ、と思っているところがあり、その意味では、ワークショップや勉強会の参加者や講演の聴き手もそれに準ずる出逢いだと思っている。
そのとき何か心に響いたものがなければ、私に関する記憶などとっくの昔に消えてしまっただろう。
そこに縁の分かれ目がある。
「その後」も、このホームページを見てみようという気持ちになるところに、何かが働いている気がする。

かねがね申し上げてきた通り、一生のうちに、ある程度以上深い話をすることのできる相手は限られている。
1億人も2億人も相手に話してはいられない。
しかも当研究所の「対象」を満たす人に限られている。
そんな中で、縁ある人、それは即ち、私がその人の成長に関わることになっている人からの面談申し込みがある度、私の中では、なんとも言えない、ミッション遂行の機会が与えられた気持ちになるのである。

これからも今回の人生で授かったミッションを果たして、生きて死にたいと思っている。

 

 

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八雲総合研究所(東京都世田谷区)は
医療・福祉系国家資格者と一般市民を対象とした人間的成長のための精神療法の専門機関です。