最近、ニュースを見ていると、どうも“潔くない”事案が多過ぎる。
人間だからさ、間違いは起こすし、いろいろやらかすこともあるさ。
私も、間違いを起こさない自信はないし、やらかさない自信もない。
要は、その後で、間違いややらかしに気づいたら、ちゃんと“潔く”認めて、謝りましょうよ。
でも、実際には、そこでも、さらにウソをつく、言い訳する、一部しか認めない、などと、さらに“潔くない”の上塗りに走る場合も少なくない。
そう思うと、私が思っていた「凡夫」のレベルをもう一度引き下げる必要があるのかもしれない、と最近は疑うようになった。
即ち、前述の
「人間だからさ、間違いは起こすし、いろいろやらかすこともあるさ。」
が凡夫なのではなく、
「人間だからさ、間違いを起こしたり、やらかした上で、さらにウソをつき、言い訳し、一部しか認めないこともあるさ。」
が現実の凡夫のレベルなのだと。
でもね、そこまで落とすと、書きながら、なんだか寂しい気持ちになってくる。
人間て、どこまで情けなくて、卑怯で、汚いのだろう。
現実の凡夫は確かにそのレベルなのかもしれないけどさ、
それでも私は、間違いややらかしに気づいたら、ちゃんと“潔く”認めて、謝ることのできる、そしてさらに成長して行くことのできる人間の可能性というものを信じたいと思う。
少なくとも、私の八雲の同志たちは、必死になってその可能性を示そうとしてくれているのだから。