ニュース記事をご覧になった方もあるだろう。
まだ幼い子どもが脳腫瘍で余命1年と宣告されたお母さんの言葉である。
「自分の子どもなんですけど、やっぱり大変なんです。介護というか、サポートが。イライラしちゃうときもあるし、投げ出したいときもある。いつまで一緒にいられるかわからなくて。本当だったらすごく大切にしてあげたいんだけど。その一方で、もう自分がすごくつらくて、1時間でもいいから離れて、どこかへ行きたい。そんな思いがあったりしました。」
あったり前ですよ。
健康で持続可能なやり方でなければ、続くわけがありません。
親御さんが疲弊して自責的になる。
そんな負のループに陥らないで済むように、医療・福祉がよってたかっての支援を行う必要があります。
また、親御さんたち自身も、遠慮しないで、抑圧しないで、自ら声を上げる必要があります。
それが似たような境遇にある他の親御さんたちを救うことにもなりますから。
今の日本、声を上げればなんとかなります。
例えば、親御さんが倒れたときに子どもさんをなんとかするくらいの力は日本にあります。
でも(倒れてからではなく)倒れる前に、親御さんの方をなんとかしなければなりません。
良いケアには良い健康が必要です。
声を上げて、休んで下さい。
大切な人のために。