明日は9月1日。
子どもたちの自殺が一番多い日と言われる。
多くの学校で2学期が始まるからだ(地域差あり)。

学校でイジメられ、
家庭で虐待されている子は、
生きる場所がない
…と思いがちである。

実際には、学校と家庭以外にも生きる場所はいくらでもあるのだが、
それ以外の選択肢があることを知らない子どもたちは、死ぬしかない、と思い込んでしまう。

昔、担当していた自閉スペクトラム症の男の子で、
お父さんやお母さんに怒られると、
ひとりで児童相談所まで歩いて行き、
「保護して下さい。」
と願い出る子がいた。
小学校6年生の彼は、児童相談所の一時保護について自分で調べたらしい。
ご両親は苦笑するしかなかったが(実際には虐待相当の叱責ではなかった)、自ら第3の選択肢を見い出したのは大したものである。

There is enough room for all of us to live.
(すべての人に生きて行くスペースは用意されている)

そして、あなたがこの世に生命(いのち)を授かったからには、あなたには果たすべきミッションがある。

それを見い出し、果たすまでは死んでたまるか。

何か特別なことができるわけじゃないけど、私もまた縁あって出逢った子どもたちにはそのことを伝えて来たし、これからも伝えて行きたいと思う。

そして、皆さんからも是非伝えて行っていただきたい。

 

 

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