先日、うな重をいただいた。
うなぎはもちろん美味しかったが、この猛暑期には、付け合わせの奈良漬けが妙に美味しかった。

別の日に、外食で卵かけ御飯を食べたが、これまた自慢の卵はもちろん美味しかったが、この猛暑期には、出汁醤油の味が妙に美味しかった。

で、汗をかきやすい猛暑期には、塩味(しおみ)が妙に美味しいのよね、と結論づけたかったのだが、
専門家によれば、日本人の塩分摂取量はそもそも男性で11g、女性で9.3gと多く(健康のために推奨されているのは男性7.5g未満、女性で8.5g未満とされる。しかしWHOの推奨はなんと5g未満である)、余程大量の汗をかかない限り、塩分の補給は必要ないのだそうだ(その際も塩分を単独で補充するのではなく、スポーツ飲料や経口補水液の利用が勧められている)。

どうもこの「美味しい。」「旨い。」という「感覚」は、時に当てにならないらしい。
「美味しい。」「旨い。」に釣られての飲み過ぎ、食べ過ぎは、いろいろな場面で既に経験済みですよね、みなさん。

で、「感覚」が当てにならないときは「理性」を使うのが上々。
塩分はもう十分に取っているので、さらに塩分を取る必要はないのである。

同じことが、水分摂取についても言える。
ある年齢を超えると、喉の渇きに鈍感になってくると言われている。
よって、猛暑の時期に、喉が渇いたと感じてから水分摂取をしていたら後手に回って、熱中症に陥ってしまう危険性がある。
そこで、高齢の方は喉が渇いても渇かなくても1日7回コップ一杯の水分を摂取しましょう、などと言われるのである。

普段は「理性」「知性」よりも「感性」「感覚」を重視している私だが、時には「理性」「知性」の出番があることも理解しているつもりだ。

ということで、みなさん、この夏は、上手に「頭」の方も使って健康に猛暑を乗り切るワークにしてみましょうぞ。
 


 

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