連日、これでもかと猛暑が続く。
読者の方々の中には夏バテに陥っている方もいらっしゃるだろう。
私は基本的に、人生、無駄なことは起きない、と思っている。
というわけで、今日は、
夏バテのときだからこそ、
いや、夏バテだけではない、風邪やらコロナやらノロで、ぐったりへろへろになってしまったときだからこそ体験できるワークについてお話したい。
と言っても、何も目新しいことではない。
いつも申し上げている「丹田呼吸」のことである。
そのうち、今日は特に「吸気(息を吸う)」に着目したい。
「丹田呼吸」においては(詳細について知りたい方は松田まで)、
「呼気(息を吐く)」で、息を吐いて吐いて吐いて、吐き切る。
最後には、空気だけでなく、自分まで、自分の我まで吐いて吐いて吐いて、無我に向かっていく。
そして今度は「吸気」、息が体の中に入って来る。
そのときにあなたをあなたさせる力が体の中に入って来る。
そして自力ではなく、この他力によって生かされていくのである。
それを感じる、できるだけリアルに。
これが元気なときは、自力が強いため、
無我になるまで吐いて吐いて吐き切るのも大変である。
また折角、他力が入って来ても、既にある自力に紛れて、それを感じにくい。
しかし、ぐったりへろへろになっているときは、自力もぐったりへろへろである。
即ち、他力だけになりやすく、その他力を感じやすいのだ。
ぐったりへろへろの中で動いてみるとき、それがなけなしの自力を振り絞ってではなく、他力によって動かされていることを感じやすいのである。
これがぐったりへろへろのときでないとできない、「他力を感じるワーク」なのである。
人間、弱らないとわからないことがあるのだよ。
ちょっとやってみようかなと思った方は、どうぞお試し下さい。
そしてその体験を松田までお知らせ下さい。