昨日のハイブリッド勉強会の中で、ふとパソコンのモニターの Zoom 画面(ギャラリー設定)を見ると、参加者全員が笑顔でいる瞬間があった。
そんなシーンは、今までも数え切れないくらいあったはずなのだけれど、何故か昨日はとても印象に残った。
全員が(あたかも子どものように)すごく自然な笑顔だったのである。

参加者の方々にとっては、面談のように1対1で話しているわけではないし、参加者が多いほど、自分が見られている感が薄く、結果的に、参加者一人ひとりの気持ちがそのまま表情に出やすい環境にあったのかもしれない。
また、そもそもがあの勉強会であるから、参加者が本来の自分を出して来ることは、歓迎されることはあっても、非難・攻撃されることはない。
そこから来る安心感もあったかもしれない。

やっぱり人が集まる空間は、安心と成長の場であってほしいと思う(もちろん成長のための緊張感は必要であるが)。
残念ながら、現実の職場やら、学校やら、地域では、なかなかそうはいかない。
そこで、せめて、こういう勉強会やワークショップの場面では、本来のあなたが出て来ることを促し、歓迎したいと思う。
その意味で、あの笑顔は最高だったのである。

だけれども、そういう集団の場面は、私一人では作ることはできない。
参加者全員で作るものだ、ということを改めて共有しておきたいと思う。

ではまた次の勉強会で、本来のあなたと本来のわたしで出逢える場面を一緒に創って行きましょう。

 

 

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