こう暑い日が続くと、冷たいアイスクリームを食べたくなるのが人情というものである。
初めて Lady Borden のアイスクリームを食べたときは、子ども心に
「人間が堕落してしまう…。」
と、その余りの美味しさに打ちのめされたのを覚えている。
その後、Lady Borden は一時店頭から姿を消し、Häagen-Dazs や 31icecream に取って代わられた観があったが、現在は Lotte がライセンス生産する形で復活を遂げている。
Lady Borden の食べ方としては、やはり一度は大容量のカップを大人買いして、小脇に抱え、もういいと言うまで、スプーンですくって食べてみたいものである。
実際にやってみると、そんなに食べられるものではないが、精神的達成感は大きい(しかし、しばらくは見たくもなくなるという副作用が出ることあり)。
そしてカップで購入した場合、アイスクリームをすくいとる道具の工夫をお勧めしたい。
お店などでは、綺麗な球形にすくいとるために、お馴染みのアイスクリームディッシャーが使われているが、自宅の冷凍庫でアイスクリームが硬くなっていると、それでもなかなかすくいとりにくい。
そういう場合には、熱伝導率の高い素材で作られた、スプーン型のアイスクリームスクープをお勧めする。
亜鉛合金製や、中にはハンドル内に特殊な解凍液が封入され、手の温もりに敏感に反応して、アイスクリームをすくいとりやすくする優れものもある。
カチカチのアイスクリームが、思いの外、スッと取れると、なんだか嬉しい。
で、野暮な注意点としては、ご存知の通りである。
アイスクリームは、乳脂肪分が高い方が美味しいのよね。
どうして体に悪いものほど美味しいのであろうか。
あとは自己責任でお願いします。