衛星放送の映画専門チャンネルを点けたら、
『幽幻道士』(1985:台湾)シリーズにキョンシーが出ていた。
『バイオハザード』(2002:アメリカ)シリーズにゾンビが出ていた。
『新感染』(2017:韓国)シリーズにもゾンビが出ていた。
『カメラを止めるな!』(2017:日本)もゾンビ映画に入れていいだろう。
他にいくらでもある。

どれだけゾンビものが好きなのだろうか、と思った。
好きなハズである、人類の大半がゾンビなんだもの。

職場で働いているときは、世を忍ぶ仮の姿。
できるだけ仕事は少なく、早く終わらせて、とっとと帰りたい。
ワークライフバランスも、できればワークがゼロが理想。
となると、働いているときは自分を殺し、それはまさにゾンビじゃん。

大人ばかりではない、子どもたちも。

学校に行っているときは、世を忍ぶ仮の姿。
できるだけ勉強も少なく、早く終わらせて、とっとと帰りたい。
恐い先生、イヤなクラスメートの前ではうまいこと演じ切ってやり過ごしたい。
となると、学校に行ってるときは自分を殺し、それはまさにゾンビじゃん。

朝起きて(なんなら前の晩から)、あぁあ、行きたくないなぁ、と溜め息をつき、
職場/学校に着いた頃には、既に死んでいる。

子どもでも
大人になっても
それが当ったり前で
世の中はそんなものなのでしょうか。

いやいや、騙されてはいけません。
あなたはあなたを生きるために生命(いのち)を授かりました。
それは本当の自分を生きるため
本当の自分を殺して、ニセモノの自分を、ゾンビの自分を生きるためではありません。

そうしたら、わざわざ「ゾンビが人間に戻る映画」を挙げている人がいた。
『ウォーム・ボディーズ』(2013:アメリカ)
『CURED キュアード』(2017:アイルランド/カナダ)
『感染家族』(2019:韓国)
などがあるそうな。

そうなると、ゾンビ映画にも希望があるな。

では、我々もそろそろ人間に、それも本当の自分に戻りましょう。

 

 

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