当研究所のホームページに書いてある通り、私自身は、対人援助職者は、自分の精神的な未解決の問題や成長課題と向き合って成長して行かなければ、本当の対人援助はできない、という立場を取っている。
そのため、日々の面談で出逢う人たちも、一緒に働く人たちも、私のまわりにいる人たちは、有り難いことに、みんな同じ姿勢の人たちばかりなので、接していて頗(すこぶ)る気持ちが良い。

しかし時に、他の“一般の”対人援助職者に接するときがあると、「ああ、こっちの方が多数派だった。」「私のまわりにいる人たちの方が奇特な人たちだったのだ。」ということを思い知らされる。
自分に精神的な未解決の問題がある、成長課題があるということにすら気づいていない人たちである。
自分に精神的な未解決の問題がある、成長課題があるということを認めたがらない人たちである。
自分に未解決の問題がある、成長課題があるということに薄ら気づいていながら、誤魔化し、先延ばし、逃げ回り続けている人たちである。
そういう人たちが、残念ながら、娑婆では多数派なのだ。

んー、話が通じんな。
一向に話が深まらんな。
まるっきり異星人との会話だな。

そんな異星人とはどう話せばいいかは、昔取った杵柄(きねづか)で、十分に心得ているが、もうそんなことはしたくない。
こっちから異星には行きたくない。

君たちが戻っておいで、地球に、君たちの母星に。
元々が異星人ではないでしょ。

そう願いながら、最低限の社交と必要な情報交換だけを済ませて、早々に話を切り上げるのでありました。

 

 

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八雲総合研究所(東京都世田谷区)は
医療・福祉系国家資格者と一般市民を対象とした人間的成長のための精神療法の専門機関です。