今日は、ワンシーズン=3か月に一度のハイブリッド勉強会。
今回は[対面参加]が私を入れて3人、[リモート参加]が16人と、会場内は寂しかったけれど、話し始めてしまえば、そんなことはどこへやら。
特に、かつて緑風苑ワークショップなどで深い体験を共にして来た人間にとっては、すぐにあのときの感覚に戻り、まるで目の前で語り合っているような感覚に陥るのである。

そして今回も、レクチャー&ディスカッションの『体得ということについて』で、3時間すべてを使ったが、参加者の成長のための時間であって、予定消化のための時間ではないので、それで無問題(モーマンタイ)である。

詳しい内容については割愛するが、特に、参加者が人間的な成長過程の中で体得して来たこと、例えば、物事の受け取り方が変わった、感じ方が変わった、何かが楽になった、人間の観え方が変わった、世界の観え方が変わった、生き方が変わった、言動が変わった、などについての参加者からの発言が面白く、あんな私が、気がついてみればこうなっていた、あんなあの人が、気がついてみればこうなっていたには、実に、隔世の感がある。
逃げず、誤魔化さず、自分と向き合い続けて来た日々の積み重ねは決して裏切らない。
みんな、成長して来たんです、確実に。
選べなかった生育環境のせいで、後から付けられた神経症的な部分=ニセモノの自分は、いずれも重く、暗く、固く、窮屈であるけれども、それが払い除けられるにつれて出て来る本来の部分=ホントウの自分は、なんと面白く、おかしく、魅力的なことであろうか。
こうして確かに、本当のあなたに、本当のわたしに、逢えている時間は、貴重に過ぎて行くのでありました。

世知辛い娑婆の日々の中で、本当の自分でいられる、こういう時間はあった方がいいなぁ。

それではまた、次回7月のハイブリッド勉強会でお逢いしましょう。

 

 

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