基本、我々は凡夫である。
それはポンコツでアンポンタンという意味である。
それなのに我々は、恐れ多くも、
親になったり、
先生になったり、
治療者になったり、
支援者になったりする。
とんでもない話である。
そもそもやれるはずがないのである。
それでも、どうしてもやるというのならば、その基本姿勢は、
「ポンコツでアンポンタンですけど、一所懸命やりますから勘弁して下さい。」
ということになる。
間違っても、自分が何かできるなどと思い上がってはならない。
何かできたように見えたときは、自分を通して働く力が何がしかのことをして下さっただけであり、
決して自分の手柄と思ってはならない。
凡夫は基本、無能・無力にしてしばしば(ほぼ)有害。
何もできないときや、相手に迷惑をかけそうなときは、天に向かって、
「助けて下さい。」
と祈りましょう。
それが、凡夫なりの精一杯+おまかせ、の生き方。
我々にはそれしかないのでありました。