初対面の人に逢うとき、初めての場に行くとき、あなたはどういう気持ちになりますか?
私は今でも、ワクワクする気持ちを禁じ得ません。
そこにどんな深い出逢いが待ち受けているのかと思うと、期待の気持ちで胸がいっぱいになります。
もちろん私も何十年も生きて来ましたから、逢ってみてガッカリしたり、ムカついたりしたことは数え切れないくらいあります。
しかし、それでもまた新たな出逢いに期待しています。
何故そうなるか。
幼少期から現在までの出逢いを振り返ってみても、明らかにガッカリしたり、ムカついたりした経験の方が多かったので、これは私の生育史の影響ではありますまい。
となると、そういう気持ちになるようになったのは、やはりアフター近藤(近藤先生に出逢ってから)の結果であると思います。
即ち、人間存在の二重構造からしますと、
その人の生育史の中で、二次的に着いた塵埃、泥、闇の部分に対しては、いくらでもガッカリし、ムカつきもしますが、
その人の中核に最初から働いている、その人をその人させようとうする働き=光の部分に対しては、期待しないではいられません。
(但し、後者の光が、前者の闇を凌駕するかどうかは、寿命との競争ということになりますが。即ち、生きているうちに間に合うかどうかの競争です。)
やっぱり自分として生命(いのち)を授かったからには、ニセモノの自分でなく、ホンモノの自分を実現して生きて行きたいじゃないですか。
そんなことを思いながら、たとえ裏切られても裏切られても、今日もまた人間に期待しないではいられないのでありました。