あなたが何かをしくじって相手に迷惑をかけたとする。
あるいは、あなたの子どもが何かをやらかして相手の子どもに迷惑をかけたとする。
そんなときには、できるだけ早く、誠実に相手に謝る。
そして何らかの実害があった場合には、相応の補償も要るかもしれない。
それが当たり前のことである。

しかし、時として相手から執拗に攻撃され続ける場合がある。
また、非常識に大きな補償を求められる場合がある。
問題はそういったときである。
こちらがやらかした負い目があるために黙ったままでいると、サンドバック状態で殴られ続け、奪われ続けることになる。

こちらがやらかした過失については、誠実に「ごめんなさい」しながら、
相手の過剰な攻撃や要求に対しては「そこまで言われる筋合いはない!」で突っぱねるのが、適正な対応である。

特に、こちらがサービス提供者側で、相手が顧客側であるときなどは、不当な攻撃を受けやすい。
中にはそれで、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったり、うつ病になったりする人までいる。
そういう攻撃は立派な暴力である。
どんな関係性であろうと、人間対人間という根本は変わらない。
人間としてならぬものはならぬものです。

 

 

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