今日、親族の逝去に立ち会った。
通常なら、そういう時間を持つことも難しいが、今回はたまたまが重なって立ち会うことになった。
地域のある大きな基幹病院での、本人と家族への医療と看護。
終末期の対応から、看取り後のエンゼルケア、エンゼルメイク、そして病棟からの送り出し。
事務方、葬儀社連携の霊安室から御見送りまでの流れ。
それが誰であろうと、ひとりの人間が生きて来た長い一生の最終の最後だもの。
どれも、いい加減に済ませたり、機械的に済ませたりできるものではない。
敬意を持って接したい。
その意味で、大規模病院ながら行き届いたものであった。
こうしたさまざまなハードとソフトも含め、故人のお蔭で、勉強になることが多かった。
やっぱり病院は“人の姿勢”で運営されているのだと思う。
少なくとも故人は、闘病はあったにしても、幸せな最後を迎えられたと確信した。
そしてここまでが“情”のお話。
究極のところは、何がどうなろうとおまかせなのであり、救いは万人に約束されている。
その想いを胸に
「一生のミッション、お疲れさまでした。」
と合掌礼拝して御見送りした。