今日11月22日は、世間では「いい夫婦の日」とのこと。

事情通によれば、そもそもは1988(昭和63)年、旧財団法人・余暇開発センター(現公益財団法人・日本生産性本部)が「夫婦で余暇を楽しむゆとりあるライフスタイルを提案する」ために制定したという。
悪くはないが、「いい夫婦」の「いい」が、「余暇を楽しむゆとり」というだけの意味ではちょっと物足りない気がする。

この広い世界の中で、折角二人が出逢って、一緒の人生を生きて行くのだから、
ラブラブでも、おもしろおかしくでも、金品豊かでもいいけれど、
やっぱり、お蔭さまで、わたしがわたしになれました、あなたがあなたになれました、わたしがわたしとして生まれて来た意味と役割を果たせました、あなたがあなたとして生まれて来た意味と役割を果たしました、という互いの人間的成長に資する関係でないとつまらない、もったいない、と私は思うのであります。

そして今どきで言うと、狭義の「夫婦」を超えて、「パートナー」でも「恋人」でもいいし、「縁あって一定以上深い関係にある二人」という意味に拡大しもいいんじゃないかと思っている。
結局、「人と人との出逢いの意味」ということにつながっていくのだと思う。

そして年に1回くらい、お互いがお互いのために、せめて心の中で、手を合わせて頭を下げ、こう祈ってみても、バチは当たらないんじゃないでしょうか。

いろいろごめんなさい。
いろいろありがとう。
あなたがあなたになりますように。
あなたがあなたとして生まれて来た意味と役割を果たせますように。

 

 

 

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