受験に失敗した。
喧嘩して負けた。
失恋した。
レギュラーになれなかった。
試合で負けた。
オーディションに落ちた。
発表会でしくじった。
クビになった。
重い病気の宣告を受けた。
子どもに障害が見つかった。
大切な人が亡くなった。
被災して大事なものを失った。
などなど。

そして、我々は泣くことがある。

思い通りに、希望通り・期待通りに、ならないことが起きたから泣くのである。
そう。
それは受け入れ難いことを受け入れようとして泣いているのである。
それは、みっともない姿でも、情けない姿でもない。
当然の姿である。
受け入れようとしているところは、むしろ立派でさえある。
だから、
思い通りに、希望通り・期待通りに、ならないことが起きたときには、しっかりと、ちゃんと、十分に、泣かなければいけない。

時に、泣くのではなく、怒る人もいる。
これはまだ我が強いのである。

まだまだ、思い通りに、希望通り・期待通りに、ならないことを受け入れようとしていない。
受け入れるのが気に入らなくて怒っている。
だから、放っておけば良い。
但し、正当そうな理由をつけて周りの人を巻き込まないように、一人で怒らせるのがよい。
そして、怒りが尽き果てたら、泣けるようになる。
受容が始まるのはそれからだ。

泣くことを中途半端に止めて、悲しみを長引かせないように、泣くことの真意を間違えないように、お伝えした。

 

 

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