脇を通る車から古い曲が聞こえて来た。
♪Everybody loves somebody sometime
聞くともなしに聞きながら
「誰かが誰かをじゃダメなんだよな。」
と呟(つぶや)いていた。
そう呟きながら、ある自殺予防の動画のセリフを思い出していた。
「命は大切だ
命を大切に
そんなこと 何千 何万回 言われるより
あなたが大切だ
誰かがそう言ってくれたら
それだけで
生きていける」
一般論の話ではなく
世界に一人の「私」を限定して大切だと言ってくれた方が嬉しい。
だけど、「誰かが」そう言ってくれたら、と言っているところが、まだちょっと哀しい。
世界に一人の具体的な〇〇が、世界に一人の具体的な〇〇(=私)を確かに愛してくれているという実感。
それがあれば生きていける。
あなたが子どもの頃、上記の〇〇は埋まりましたか?
そして今のあなたは、上記の〇〇は埋まりますか?
そして今度は、愛されるばかりでなく、世界に一人の具体的な〇〇を愛する側に回りたいですね。