昔、東京メトロ(地下鉄)の電車に乗車したら、男性の声で車内アナウンスが流れて来た
通常なら
「つぎは~、とらのもん(虎ノ門)~、とらのもん~。」
というところを
「あ、つぐぃはぁ~、は、とぅらぁのぅもぬぅ~、あ、とぅらぁのぅもぬぅぅぅ~。」(←精一杯表記してみたが実際はこんなもんではない)
というアナウンスが流れて、腰から崩れ落ちそうになった。
「何言ってんのか、全然わかんねーよ!
現在は、女性アナウンサーによる綺麗な録音音声になり、とても快適である。

そして先日、某電鉄の電車に乗車したら、男性の渋いバリトンの声で車内アナウンスが流れて来た。
今度はちゃんと聞き取れるのだが、完全に自分の声に酔いしれてしゃべっているのだ。
「つぎは~、〇〇~、〇〇~。」
と表記上は何の問題もないように見えるが、そのナルってる(=ナルシシストしてる)声の具合いが絶妙に気持ち悪く、思わず失禁しそうになった。
しかし事態はそれで終わらなかった。続いて英語アナウンスに入ったことで、これまた
「Next station is 〇〇~、〇〇~。」
と表記上は何の問題もないように見えるが、その独自の発音の上に、先のナルってる声の具合いが重なり、危うく脱糞しそうになった。
「フツーにしゃべれーっ!」

そして今日、某電鉄の電車に乗車したら、通常なら、
「間もなくドアが閉まります。閉まるドアにお気をつけ下さい。」
というところを
「間もなくドアが閉まります(←ここまでは良かった)。閉まるドアに…(段々声が小さくなる)……(おいっ!間が長いぞ!)……(急に聞き取れるかどうかの囁(ささや)き声になって)…気をつけて下しゃい。」
「車内アナウンスで囁くなっ! しかも何が『しゃい』だっ!」
お腹がヒクヒクして悶絶しそうになった。

鉄道勤務もいろいろあって大変なのかもしれないが、3人とも共通して言えるのは、自分の方を向いて(自分の世界で)仕事をしていることである。
乗客に貢献する仕事なのですから、聞かされるお客さんの身になって、お客さんの方を向いて仕事をしましょうね。
(尚、医療関係者における「どっち向いて、誰を向いて仕事してんだよ問題」についてはまたいつか触れるつもりである)

 

 

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