2020(令和2)年10月20日(火)『TAKARAZUKA2! 〜 地上の華 〜』
こんにちは。
花組の柚香光(ゆずかれい)です。
…というわけで、また行ってきましたよ、奥さん。
宝塚ですよ、旦那さん。
花組公演ですよ、お姉さん。
あの『はいからさんが通る』ですよ、お兄さん。
今回もヘビーファンの方からチケットを分けていただきました。
コロナ下でも劇場内は劇団側もファン側も、なんとしても「観せたい」「観たい」が相俟っての感染防止体制が徹底している印象でした。
そして公演そのものは、原作マンガ、アニメ、実写版を踏まえた、歌と踊りとお芝居のクォリティの高さはもちろん、やっぱり生舞台の演じ手の熱意、これには今回も感動しました。
感動の根幹は、前回も今回も同じ。
さらに、いつもセラピー場面では、人間の「感情」を超えた世界に焦点を当てがちだけれど
この日の純然たるラブストーリーに、我々の「感情」「凡情」の豊かさを再認識した一日でした。
「恋しい」「愛しい」「憎らしい」「妬ましい」「寂しい」「嬉しい」「哀しい」「腹立たしい」などもまた、地上に肉を持つ我々凡夫の華。
豊かなもんだね。
マドモアゼールやマッダームたちが宝塚の世界に酔うのもわかるってもんだ。
「僕が選んだあなただから、あなたの受けた運命は、僕も一緒に生きて行くんです。」
あなたが大切な人に本気でそう言えれば、あなたもまたあなたの人生でトップスターになれるかもしれない。
そしてまた今回もしばらくは、『はいからさんが通る』を歌って踊っているであろう私でした。