【1】精神科(または心療内科)に通院中の方へ
(1)現在、精神科(または心療内科)に通院中なのですが、人間的成長のための精神療法を受けることは可能でしょうか?
残念ながら、人間的成長のための精神療法を受けることはできません。
セラピストが医師免許を有しているため、医療機関でない八雲総合研究所で、精神科的な診断名のつく方に精神療法を行えば、“モグリ”の医療行為となってしまうからです。
向精神薬(抗不安薬や抗うつ薬、気分安定薬、抗精神病薬など)を全く服用されていない場合でも、精神科的な診断名がつく場合には、人間的成長のための精神療法をお引き受けすることができません。
服薬の有無よりも、精神科的な診断名の有無が重要であることをご了解下さい。
八雲総合研究所は、「精神障害の方を対象とした治療の場」(=医療機関)ではなく、「医療・福祉系国家資格者を対象とした人間的成長のための精神療法を受ける場」なのです。
(2)以前、精神科(または心療内科)に通っていたのですが、今は通っていません。人間的成長のための精神療法を受けることはできますか?
現在、治癒していれば問題ありません。
但し、主治医から「治療終結」と言われておらず、自己判断で治療を中断しただけで、こころの病気(精神障害)の根本が治癒しておられない場合は、人間的成長のための精神療法をお引き受けすることができません。
通っておられるか、おられないかが重要なのではなく、治癒しておられるか、おられないかが重要なのです。
(3)精神科や心療内科には通っていませんが、婦人科で抗うつ薬を処方されています。人間的成長のための精神療法を受けることができますか?
精神科・心療内科以外の診療科(内科、外科、婦人科、整形外科など)から、向精神薬(抗不安薬や抗うつ薬、気分安定薬、抗精神病薬など)を処方されている場合も、それらの薬を処方するために精神科的な保険病名がついていることになりますので、 人間的成長のための精神療法をお引き受けすることができません。
抗不安薬や抗うつ薬、気分安定薬、抗精神病薬を処方されている場合は、診療科によらず、精神科的な診断名がついているということをご了解下さい。
【注】大都市圏を中心に「治療のための精神療法」を専門に行っている精神科医療機関があることも明記しておきます(精神療法を専門とする精神科医たちが開業しており、それぞれの立場は異なりますが、きちんと時間をかけた精神療法を行っています)。
インターネットで検索可能(「精神療法専門、精神科、お住まいのご住所」などで検索)ですので、「治療のための精神療法」が適応の方は、是非そちらをご活用下さい(但し、精神科医との相性を選ぶことは重要です)。
【2】他のセラピスト、セラピーなどの併用について
現在、他の精神療法家やカウンセラーなどの許(もと)に通っておられる方(スーパーヴィジョンを含む)、他の精神療法やカウンセリングを学んでおられる方(実践されている方)は、そちらを完全におやめになってからこちらに申し込まれるか、こちらを断念してそちらをお続け下さい。
また、通っていなくても、他のセラピーの考え方を併用するという方法も当研究所では取っておりません。
根本的に人間観、治療観、世界観が異なるものを併用することはできませんので、それらを完全におやめになってから(今まで学んで来られた内容を全否定せざるを得ないこともあります)こちらに申し込まれるか、こちらを断念してそちらのセラピーを学ばれますように。
(稀に近い人間観、治療観、世界観の精神療法やカウンセリングもありますので、不明な場合はお問い合わせ下さい)
また、占い、民間信仰、カルトなど、精神世界を扱ったものの併用も同様です。
それらを完全におやめになってからこちらに申し込まれるか、こちらを断念して自己責任でそちらをお選び下さい。
[2024(令和6)年10月10日改訂]