東京・丸の内の公園。
インタビューされた高3男子が将来の夢を語る。
「ああいうところ(丸の内の高層オフィスビル)で働けるようになりたいですね。
そうしたら人生変わるんじゃないかな。」
私にとっては一度も思ったことのない発想なので驚いた。
彼は、高校では「いじられキャラ」なのだという。
きっといじってくるヤツらを見返してやりたいのだろう。
丸の内の高層オフィスビルで働けるようになることが一発逆転であり、自分の存在価値を高めることになるのだと思う。
「それ、相変わらず、他者評価の奴隷だよ。」
と言うのは、まだ高3の少年には酷だろうか。
せめて二十歳になるまで、もう少し猶予をあげることとしよう。
「少年よ、大志を抱け。」
という。
しかしその「大志」が、承認欲求や世俗的成功の追求ではね。
確かに英語でも
“Boys, be ambitious!”
という。
“Ambition”なら野心か俗欲か。
ならば、訳としては
「少年よ、野心を抱け。」
の方が正しい。
そうではなくて、本当の「大志」とは、「自分が生まれて来た意味と役割を果たすこと」に他ならない。
それを間違えないように。
少年少女よ、あなたがこの世に生を受けたからには、あなたにはあなたの大志が与えられているのだぞ。
それを見い出して生きよ。