2013(平成25)年12月27日(金)『正しい地口(じぐち)の使い方』

ある夜、ふと
「そうは烏賊(いか)の金玉」
という言葉が気になり、調べてみた。

そうすると
「そうは烏賊の金玉 蛸(たこ)が引っ張る」
というのが出て来て、のけぞったが、

さらに、
「蟹(かに)の褌(ふんどし) 烏賊の金玉 喉(のど)のちんこ」
というのまでヒットして来て、ガックリと膝をついた。

いずれも“地口”という、江戸期以来の語呂合わせの言葉遊びから来ている。

有名なところでは、
「あたりき、しゃりき、車引き」
「その手は桑名の焼き蛤(はまぐり)」
などがあるが、
上掲の一句には、かなりのインパクトがある。

そうなると
〈果たして烏賊に金玉があるのか?〉
というのは疑問に思うところで、
成書によれば、烏賊の脚の付け根にある“トビ口”という咀嚼(そしゃく)器官のことを“烏賊の金玉”といい、好んで食べる烏賊通の方もいらっしゃるとのこと。

ここまで調べて当初の個人的目的は達成したが、
ここまで調べた蘊蓄(うんちく)を誰かと共有したいと思うのも人情なので、ここに披瀝(ひれき)しました。

こんなことを書いて、万が一「社会的に尊敬されるべき精神科医ともあろう者が、このような品性下劣なことを書くのはいかがなものか。」というような感想を持たれた方がいらしたら、

頼みもしねぇのに、てめぇで勝手に読んでおいて、アッタマのおかしい文句を並べようったって、そうは烏賊の金玉よ!
二度と読むな! このバーカ!

…江戸っ子はこのように使用致します、はい。

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