「『ヘタレ』という言葉は男のためにあり、『勁い』という言葉は女のためにある。」

 

報道によれば、かの名作映画『極道の妻たち』(略称『極妻(ごくつま)』)シリーズが8年ぶりに制作・公開されるという。

『極道の妻たち NEO』(香月秀之監督、2013(平成25)年初夏公開)

岩下志麻、十朱幸代、三田佳子、高島礼子と受け継がれてきた“姐(ねえ)さん”の5代目は黒谷友香。う〜む、なかなかのキャスティングだ。

「惚れた男のけじめは、おなごがつけさせてもらうで!」

「おのれーっ!」

いいぞ、いいぞぉ(←『孤独のグルメ』風に)。

幼少期より身の周りに“弱い”女性のいなかった私(しかもヤクザどころ広島出身)にとっては、こういう姐さんたちが女性像の標準である。

いやいや、そんな生育史の影響を除いても、女性は本来、勁く、かつ、愛らしいものと思っている(勁さを踏まえた上で甘える健全な依存性こそが女性の可愛らしさの基本である)。

そして、そういう女性に育てられ、男もまた勁さに裏打ちされた優しいいっちょまえの大人になっていくものと思っている(弱い男に本当の優しさはない)。

…と思っていたら、たまたま三軒茶屋を歩いていて目に入った名画座映画館のポスター。

かの土屋アンナが江戸時代の吉原・花魁(おいらん)姿で見栄を切って、この決めゼリフ。

「てめぇの人生、てめぇで咲かす。」

やっぱり女は勁い!

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