2017(平成29)年7月24日(月)『あなたはホーナイを知っていますか?』
時に「私もホーナイを知っている」と称する人から連絡が来ることがある。
内容によれば、ホーナイについて講義したり、中には「ホーナイの考えに基づいて」セラピーも行っているという。
自己責任でやるのは自由であるが、難しいんじゃないかな、と私は思っている。
ホーナイの著作をちゃんと読めばわかるように、ホーナイの境地を「体得」しなければ、ホーナイの真意がわかるはずはないし、講義やセラピーを行えるわけがないのである。
ただの表面的受け売り知識で、「ホーナイを知っている」「ホーナイをわかっている」と言うこと自体に、その人間の未解決の神経症的問題が臭う。
そういう初歩的な神経症的問題も解決していないのに「ホーナイをわかる」わけがないのである。
正確には「ホーナイを読んだことがある。」と言った方が良い。
その上で、もし志のある人ならば、「ホーナイの真意を体得するまで勉強中です。」と付け加えるのが、人間として誠実であろう。
わかっていないことを認められる人間
そしてその上で成長して行こうとする人間とは
話ができるような気がする。